その風景も一期一会 露天風呂が絶景の長野県の日帰り温泉4選

日帰り温泉施設数などで国内上位にランキングする長野県。山際に設えられた露天風呂では四季折々の風景にも癒されます。県内各エリアの露天風呂付き日帰り温泉をご紹介します。

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長野県は温泉王国

長野県は、1カ所以上の宿泊施設を持つ「温泉地」の数が215と、北海道に次いで2位。さらに温泉を利用する日帰り温泉施設は721にものぼり、その数は全国一です(平成29年度温泉利用状況|環境省より)。温泉地の旅行を楽しむのももちろん良いですが、旅の最後に日帰り温泉に浸かって旅の疲れを癒すのもおすすめです。しかし、これほど多くの日帰り温泉のなかからどこを選ぶかというのは悩みどころではないでしょうか。泉質や立地など、数ある日帰り温泉のなかから選ぶ要素はいくつかありますが、今回は長野県らしい美しい風景が楽しめる4つの日帰り温泉をご紹介します。

美しい景色と風情ある露天風呂
北信州の「馬曲(まぐせ)温泉 望郷の湯」

長野県北部に位置する名水の里・木島平村に、一度は訪れてほしい温泉があります。それは美しい棚田をいくつも越えた先にある馬曲温泉。まるで天空に浮かんでいるかのような開放感あふれる岩造りの露天風呂は、源泉100%の掛け流し。そこからの景色は北信濃の山々のほか、遠く北アルプスまでも望むことができます。壮大な山並みと眼下のどかな里の風景に心を和ませ、馬曲川の川音に耳を澄ましながら身体の芯まで「のふとまり(温まり)」ましょう。

※「馬曲温泉 望郷の湯」は、2023年4月1日から当面の間、休業となります。再開予定は2024年5月以降を予定しています。詳細は、木島平村にご確認ください。

「馬曲温泉 望郷の湯」公式サイト

春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色。いつ訪れても木島平村の豊かな自然が迎えてくれる。露天風呂のほかヒノキ造りの内湯もあります

浅間山を望む
「信州八重原温泉 アートヴィレッジ明神館」

長野県の東部に位置する東御市八重原にある「芸術むら公園」内の宿泊施設「アートヴィレッジ明神館」では、日帰り入浴が可能です。見晴らし抜群の露天風呂からは、八重原台地の田園風景や浅間連峰が望めます。湯質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。無色透明のお湯は肌合いがよく、湯冷めしにくいといわれています。季節ごとに最適な湯温に調整されており、いつまでも浸かっていたくなる心地良さ。湯上りは高原の風に当たりながらテラスで寛ぎのひとときを過ごせます。
キャンプサイトや芝生公園、美術館などが点在している芸術むら公園は、自然や芸術に親しみたい休日に立ち寄りたい場所です。

「信州八重原温泉 アートヴィレッジ明神館」公式サイト

八重原台地から浅間山や烏帽子岳を望む、この場所ならではののどかな風景を楽しみたい。地元の旬の食材やワインがいただけるレストランも人気
著作権・写真提供:アートヴィレッジ明神館

標高800m、安曇野を見渡す露天風呂
「安曇野みさと温泉 ファインビュー室山」

お椀を伏せたようなかたちの室山にある「ファインビュー室山」は、その名の通り、眺望が自慢の公共の宿。日帰り入浴が可能な大浴場は露天風呂からの眺めに心が躍ります。昼は安曇野・松本平と美ヶ原高原が、夜は松本市街地の美しい夜景を眺めることができます。
無色透明のアルカリ性単純温泉は少しとろみがあり、肌がつるつるとするのを実感できます。ゆったりとお湯に浸かり、旅の疲れを癒してください。
安曇野には4つの温泉が湧き出し、日帰り温泉が楽しめる施設が点在しています。各エリアをまわりながら、それぞれの温泉を試してみませんか。

「安曇野みさと温泉 ファインビュー室山」公式サイト

春夏秋冬、昼と夜、それぞれに趣のある景色を楽しめる露天風呂。ふたつある大浴場は日替わりで男湯女湯を交代する
写真提供:(一社)安曇野市観光協会

南アルプス・伊那谷を一望できる
美肌と癒しの「まほら伊那羽広温泉 みはらしの湯」

国道19号からも中央高速道からもアクセスの良い日帰り温泉「まほら伊那羽広温泉 みはらしの湯」。収穫やバーベキューなど、多彩な体験を楽しめる農業公園「みはらしファーム」にあり、お年寄りや身体の不自由な方にも安心してご利用いただける温泉施設です。
大浴場は、大風呂、露天風呂、気泡湯など7種類があり、山と川をイメージした浴室を週ごとに男女入れ替えています。露天風呂からは南アルプス、駒ヶ岳、仙丈ヶ岳などの3000m級の山並みと伊那谷を一望できます。
弱アルカリ性低張性温泉は、神経痛・筋肉痛に効能があるほか、肌もつるつるにしてくれます。美しい山々と里山の風景を眺めながら、身体と心をリフレッシュしましょう。

「まほら伊那羽広温泉 みはらしの湯」公式サイト

南アルプスの山容を望む露天風呂。のんびり楽しみたいときは平日がおすすめ。みはらしファームの農業体験と組み合わせて訪れたい場所
著作権・写真提供:みはらしの湯

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